天然ピンクダイヤモンドの魅力 - どこで生まれる? どうやってできる? なぜ貴重なの?

リリコでも人気のナチュラルピンクダイヤモンド。

その天然由来の優しいピンク色で身につける人の心を癒してくれます。

このブログではその優しいピンク色や模様がどのようにして生まれるのか、また産地ごとの特徴や価値、そしてその希少性についてもお話ししたいと思います。

 

ピンクダイヤモンドの色はどうやってできるのか?

ピンクダイヤモンドの持つピンク色は、少なくとも数百万年、場合によっては数千万年以上の時間を経て形成されます。

私たち人間の寿命から見れば、驚くほど長い時間です。この長い年月を経て、私の元に来てくれたピンクダイヤモンドに、『そうやってはるばる私の元に来てくれたのね!』という奇跡的な運命を感じるのは私だけではないのではないでしょうか^^

そして、この地球がかけがえのないものであるという事実に、深い尊重の気持ちでいっぱいになりますね。

 

ピンクダイヤモンドのできる過程

ではどうやってピンクダイヤモンドはこの母なる地球から出来上がるのでしょうか

1. 始めの結晶化

ピンクダイヤモンドも他のダイヤモンドと同じで、地下の約150キロメートルから200キロメートルの深さのすごく熱くて圧力の高いところで、カーボン(炭素)から作られます。

最初は透明で色なしです。

2. 色がつく

地球の動きで、ダイヤモンドは新しい圧力や温度にさらされます。このとき、ダイヤモンドの結晶構造内で微細な変形や歪みが生じ、ピンク色を引き出すと考えられています。

これは特にオーストラリアのアーガイル鉱山で見られることで、色の濃さはそのずれの大きさに依存します。

3. 化学の力

ピンク色になるのに、窒素などの元素が関係しているかもしれませんが、実はどうやって色がつくのかのメカニズムはまだ完全にはわかっていません。

 

ピンクダイヤモンドの主な産地について

ピンクダイヤモンドと言えば、2020年に閉山したオーストラリアのアーガイル鉱山が有名ですね。

リリコのつぼみのリングに使われているピンクダイヤモンドもこのアーガイル産のものです。

他にも、ブラジルのミナスジェライス州の鉱山、ロシアのミール鉱山、インドも歴史的に重要な産地で、現在でも希少ながらピンクダイヤモンドが見つかることがあります。

アーガイル産のピンクダイヤモンドはその供給量で国際的に知られており、"Argyle Pink Diamond"というブランド自体が価値があります。

閉山前から特にピンクダイヤモンドの供給を制限し、希少性を維持する戦略を取っていました。これにより、市場に出回る量が少なく、価格が高止まりする傾向にありました。

 

lily & co. の個性溢れるナチュラルピンクダイヤモンドの魅力

リリコのナチュラルピンクダイヤモンドには、透明部分とピンク、ピーチ、レッドが混ざったものが多く見られます。

これはビパーティション(Bipartite)ダイヤモンド、つまり透明部分と色のついた部分が混ざったダイヤモンドで、非常に珍しいです。

このようなダイヤモンドができるのには、形成過程で特定の条件が重ならなければならないからです。

地殻深部の圧力や温度、そしてそれらが変化するタイミングがぴったり合わなければ、このようなダイヤモンドは生まれません。

透明とカラーの混合は、ダイヤモンドが地殻内で移動しながら、部分的にこれらの条件にさらされた結果生じます。

つまり、ダイヤモンドの一部が新たな条件に晒されて色がつき、他の部分は無色のまま残ることで、色の区分が生まれます。


lily & co. が考えるピンクダイヤモンドの価値

私は、同じ地球から生まれた唯一無二のピンクダイヤモンドに対して、産地にこだわる必要はないと考えています。

『身につけて自分らしいと思える、自分が本当に好きなものを永く大切にする、自分だけのストーリーと一緒に次の世代に繋いでいく』

という観点からピンクダイヤモンドを選ぶのであれば、供給と需要のバランスやブランドネームに囚われず、自分が心から惹かれるダイヤモンドを選ぶ方が良いと思っています。

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