シンプルで上品、一生もののあこやパール

私は長崎で育ち、祖母や母がいつもパールを身につけていたのを見ていました。時を経て、そのパールを譲り受けたことで、あこやパールは私にとって特別で、最も身近な宝石になりました。

ジュエリー作りを始めたのは、サンフランシスコの自宅のキッチン。アメリカのジェムショーではなかなかあこやパールに出会えず、「いつか日本に帰ったら、自分の手であこやパールのジュエリーを作りたい」とずっと思っていました。

そして今、その想いが形になっています。来週から始まるあこやパールネックレスの先行予約に合わせて、私が愛してやまないあこやパールの魅力を、このブログでお伝えします。



1. あこやパールと他の真珠の違いは?

あこやパールは、日本のあこや貝Pinctada fucata)を使って、日本の海域で養殖された真珠です。特に透明感のある美しい光沢(テリ)が特徴です。南洋真珠や淡水真珠に比べてサイズは小ぶりですが、上品で繊細な輝きが魅力です。主な養殖場は、伊勢志摩(三重県)や有明海(福岡県や長崎県)にあります。

lily & co.では、伊勢志摩の養殖場から直接仕入れ、自らの目で確かめながら一粒ずつ選んでいます。

 


 

2. パールの色にはどんな種類がありますか?

あこやパールの天然の色には、ホワイト、クリーム、ピンク、シルバー、ブルーなどがあります。

無調色パールは、ナチュラルな色合いが特徴で、個体ごとに微妙なニュアンスの違いがあります(ブルー、シルバー、ピンク系など)。私は特に、無調色パールの自然な美しさに魅力を感じています。

 



3. パールのサイズはどのように選べばいいですか?

  • 3~4mm:ベビー。普段使いしやすく、重ね付けにも映えるサイズ。今春のあこやパール先行予約ではこちらのベビーパールでお作りします!

  • 8〜9mm:フォーマルにも使える王道サイズ

  • 9mm以上:近年、母貝が育ちにくくなっており、ここ数年の仕入れでも希少性がどんどん上がっています。特に大粒でテリがあるものは本当に上品で美しいです。 9mmのあこやペンダントはこちら↓

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    Akoya Pearl Pendant

     



 

4. あこやパールは普段使いできますか?

できます。ただし、汗や化粧品に弱いため、使用後は柔らかい布で拭き、乾燥を避けて保管するのがポイントです。

カジュアルな装いには…
3~4mmのサイズや、一粒ペンダントタイプが合わせやすいです。

 


 

5. あこやパールの寿命と長持ちさせるコツ

適切にお手入れすれば、数十年以上、美しい輝きを保つことが可能です。実際に、親から子へと受け継がれることも多く、一生もののジュエリーとして愛されています。

長持ちさせるためのお手入れ方法

✅ 使用後は柔らかい布で拭く(汗や皮脂を落とす)
✅ 化粧品や香水をつけた後に着用する(ダメージを防ぐ)
✅ 直射日光や乾燥を避け、専用ケースに保管する
✅ ネックレスの場合、約5年に一度の糸替えをおすすめ

💎 lily & co.では、長年使ったパールの特別クリーニングも承っています。お気軽にご相談くださいね。



6. あこやパールジュエリーはプレゼントに向いていますか?

お誕生日、結婚記念日、お祝いなど、人生の節目や大切な人へのギフトにぴったりの宝石です。

パールの石言葉
「純粋さ」「知性」「幸運」「守護」「富」
意味もとっても素敵ですよね!


 

7. あこやパールジュエリーの価格について

南洋真珠や淡水真珠は1つの貝から複数の真珠が採れるのに対し、あこやパールは1年以上の養殖期間がかかり、基本的に1つの貝に1粒のみしか採れません。

また環境の変化による海水温の上昇、赤潮、海洋汚染、養殖コストの増加などが原因で、高品質なあこやパールの供給が減少し、価格が上がっています。今後もこの傾向は続く可能性が高く、特に希少な無調色パールなどはさらに価値が高まると考えられます。

 


 

8.まとめ

あこやパールは、上品でクラシックな美しさを持つ、一生もののジュエリーです。大切にお手入れをすれば、何十年も輝きを保ち、世代を超えて受け継ぐこともできます。

そしていよいよ丁寧に選んだ美しい無調色あこやパールネックレスの先行予約イベントがはじまります!先行予約だけのスペシャルな特典もご用意しています。

また一緒に発表する今春のパールコレクションは、クラシック、タイムレス、そしてプレイフルの3つのコンセプトでご提案いたします。みなさまどうぞ楽しみにしていてくださいね。